日本が所属する、世界盲人連合アジア太平洋地域協議会(WBUAP)というのは、世界を6つに分けたWBUの地域ブロックの1つです。
WBUの加盟国はとても多いので、地域ブロックに分かれています。
世界レベルで行う活動以外は、地域ブロックや国単位で活動しています。
以下、URLです。
↓
http://wbuap.org
アジア太平洋地域(AP)は、北はモンゴル、西は中国やミャンマー、南はオセアニア、東は太平洋の島々と、とても広い地域をカバーしています。
政治体制は様々。先進国もあれば世界で最も貧しい国も。宗教も、仏教にキリスト教、イスラム教他、様々。言語に至っては、一体幾つあるのでしょう。
豊かで多様な地域です。
でも、会議を開く時は、殆どの人が長距離フライト必須。結構大変です(x_x;)
ヨーロッパだったら、5時間も飛行機に乗れば、端から端まで主な都市を移動出来ます。
でも、東京から5時間では、アクセスの比較的良いタイのバンコクにも行けません (/_・、)
時間とお金の有効活用には、何時も頭を悩まします。
WBUは1984年に結成された、ネットワーク型の国際NGOです。視覚障害者の団体と支援者の団体が1つに組織変えして出来た、世界的に視覚障害分野を代表する団体です。
以下、URLです。
↓
http://www.worldblindunion.org
世界の視覚障害者の人口は、最近の統計では2億8500万人と推計されています。この統計というのが少々曲者で、国連のWHOでも統計を取る度に数字が違ってきます。以前は確か1億6100万人とか言っていた気がします。途上国は日本の国勢調査のようなものがきちんと行われていないので、中々難しいのです。国勢調査に協力するのは大切なのです ^_^;
WBUは、こうした世界中の視覚障害者を、様々な所で代表する、「視覚障害者の声」を担っています。何しろ、190カ国近い国と地域の団体が加盟しているのですから。
カナダのトロントに常設事務所があり、3名のスタッフが働いています。インドのバンがロールにも1名、「アドボカシー・コーディネーター」という立場で、全盲の男性が働いています。
後は、加盟団体の職員だったり、私のように他に仕事をしながらボランティアで活動したり…
熱い思いの人たちが、世界中で活動しています。
こんにちは。
世界盲人連合アジア太平洋地域協議会の会長になりました、
田畑美智子 と申します。
先天性の強度の弱視です。
日本の皆さんに、世界の視覚障害者がどんな問題に直面しているか、
どんな活動をしているか、そして、どんな愉快な出来事や人たちに出会うか、
この場でご紹介していくことになりました。
余り筆まめな方ではありませんが、頑張ってアップしていきます。
だって、国際活動って、本当に楽しいのですよ!
自己紹介代わりの私の写真ですが、
2012年9月、モンゴルの地方に開発プロジェクトで出かけた時のものです。
後ろに聳えるのはフイテンという山だったかと。
モンゴルの人は、山に向かってコップに入ったウォッカを思い切り投げるように振り掛け、
山と一緒にウォッカを飲んで祈りを捧げるそうです。
私は、もったいないので全部飲む…ことはせず、ちゃんと文字通り「山分け」しました。
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