国連障害者権利委員会による「総括所見」に関する入門講座 (理解を深めるためのファーストステップ)
WBUAP支援ネットワーク・都盲協青年部共催企画
日本政府が「障害者の権利に関する条約」(障害者権利条約)の締約国として国連障害者権利委員会に提出した報告書に対する審査が、昨年8月22・23の両日、スイスのジュネーブにて行われ、9月9日には日本政府に対する「総括所見」が発表されました。この「総括所見」には、障害者権利委員会の日本の実情に対する懸念事項と、改善を求める勧告事項が示されています。
今後は、「総括所見」で示された懸念や勧告に対し、日本政府がどのように応えていくかが問われることになるでしょう。私たち障害当事者としては、この「総括所見
」について理解を深め、当事者団体等の活動を通じて、この「総括所見」をどう活かすかが重要となるでしょう。
今回は、昨夏の審査とそれに先立つプライベートブリーフィング(障害者権利委員会による障害者団体への聞き取り)にも参加された田中伸明、大胡田誠両弁護士に、ジュネーブでの審査の様子や、「総括所見」の意義等についてお話しいただきます。加えて、世界盲人連合アジア太平洋地域協議会(WBUAP)の前会長の田畑美智子さんに、視覚障害者の国際協力をリードしてきた立場から、WBUAPの活動と障害者権利条
約が関わる部分等について情報提供いただく予定です。
今回の勉強会が、私たちそれぞれが「総括所見」について理解を深め、さらに関心を持ち、情報収集していくためのきっかけとなれば幸いです。
以下が概要となります。
開催日時:令和5年2月18日(土 13:30~15:00
会場:東京都盲人福祉協会2F研修室
東京都新宿区高田馬場1-9-23
電話03-3208-9001
※web会議システム(Zoom)を利用した配信も予定しています。
講師・話題提供者
田中 伸明(名城法律事務所豊田事務所 弁護士)
大胡田 誠(おおごだ法律事務所 弁護士)
田畑 美智子(世界盲人連合アジア太平洋地域協議会 前会長)
なお、現地では、マスクの着用をお願いいたします。入場時には、手指の消毒へのご協力をお願いいたします。
ご参加いただける方は、①氏名、②所属、③メールアドレス、④現地での参加希望かオンラインでの視聴希望か、⑤講師に予め質問したいこと(もしあれば)を、2月15日(水)までに下記までご連絡ください。
伊藤 丈人(都盲協青年部会)
なお、オンライン参加の方には、後日アクセスURLを送信いたします。
現地でご参加される方には、参加に当たっての注意事項を後日送信いたします。