7月26日の未明に発生した相模原での知的障害者施設での殺傷事件は、19名という信じられないほど多くの犠牲者を出し、私たち障害当事者でなくても震撼とさせた出来事でした。
障害のある人も無い人も、命が軽んじられるような事件は、決して起こって欲しくないです。
今回の事件の衝撃から、海外のメディアでも大きく取り上げられ、外国の元首から弔電が届いたというニュースも耳にしました。
障がいに関する米国国際協議会(USICD)でも、日本の障害コミュニティへの連帯のメッセージが届けられていたので、以下、ご紹介します。
USICDは日本の障害コミュニティに連帯を表明します
USICD職員・理事・インターン・会員一同、東京近郊の障害者施設で19名の利用者の命を奪った殺傷事件を受け、日本の障害コミュニティへの連帯を表明し悲しみを共有します。
犠牲者の家族を初め近しい皆さんに思いを寄せています。
USICD一同、世界中の追悼の気持ちに参加し、全ての障害のある人の人権・尊厳・自立に向けた誓いを新たにしています。
元職員という容疑者は警察に出頭した際、「障害者はいなくなった方がいい」と語っていたとの報道を聞いています。
USICDの描く理想の世界は、障害のある人の対等な権利が守られ促進され、障害のある人の能力や才能が開発され開花し、障害のある人が国境を越えて世界中の障害コミュニティとして集う世界です。
以下、ホワイトハウスからのメッセージのリンクです。
https://www.whitehouse.gov/the-press-office/2016/07/25/statement-nsc-spokesperson-ned-price-knife-attack-japan
アメリカ国家安全保障会議のネド・プライス報道官の殺傷事件への談話より
米国は、日本の相模原で起こった極悪非道な殺傷事件で犠牲となった人たちの華族その他近しい皆様に哀悼の意を表します。
また、負傷された方々の一日も早い回復を祈念しております。
このような暴力事件に言い訳はあり得ませんが、障害のある人のための施設で発生した事件ということで、より憎むべき無慈悲な事件と言えます。
アメリカ人の気持ちは、失われた命を悲しむ日本の皆さんと共にあります。