2月14日のイベントや、様々な調整・折衝のため、既にTOGETHERのロバートさんが来日しています。
以下、2月14日のイベントの記事です。
皆さん、是非お越し下さい。
http://wbuap.exblog.jp/23515486/
北朝鮮の聴覚障害者若干名が、昨年の11月、世界ろう連盟(WFD)の本部があるフィンランドを訪問しました。
視覚障害者にも言えることですが、聴覚障害者側や政府側が、どのような活動や支援サービスをすれば良いのかよく分からなかったからです。
これまで実質何も無かったので、無理もありません。
ここ15年くらいで車椅子等の身体障害のリハビリが少しずつ導入されてきているというレベルのようですから。
フィンランドの様子を見て、皆さん、何か少しニーズが見えてきました。
そこで、ロバートさんのNGO、資金集めをして、各地に会議室のような小さい部屋を購入しました。
「各地」というのは、いきなり10箇所購入したそうです。
社会的に統制が厳しく、行政区を越えての移動が煩雑になるので、夫々の地域で聴覚障害者が集まることが出来るように考えた方法です。
視覚障害者も、何をしたら良いのか余り分かっていないらしく、せっかくできた盲人協会も機能していません。
余りお金が無くてもまず出来ることとして、当事者がお互いに知り合って、日ごろの苦労や工夫を分かち合ってもらうことから始めるのが現実的ですね。
ロバートさん、10箇所の会議室の1箇所を視覚障害者用にするとか、聴覚障害者と視覚障害者が一緒に集まりに来るとか、色々考えていました。
何しろ、公共交通機関はおろか、一般の人は自動車も余り無く、会議に集まるとしても移動手段は徒歩になるのです。
北朝鮮の朝鮮盲人協会がどういう活動をすれば地元の視覚障害者の支援になるか、何処かで実際の活動を視察してもらう必要があるようです。
政治的に、国によってハードルが異なるので、何が現実的な方法か、ロバートさんと少し協議をしました。
そして、仲間で集っておしゃべりをしたり音楽をやったり出来るような、そんな場の確保が、お金があればですが、やはり現実的な次なる一歩のようです。
寄付とか送るのが難しい先ですし。
本当に、難題多い分野です。
でも、何か考えないと・・・