盲導犬に心無い攻撃があったニュースがメディアに流れています。
http://thepage.jp/detail/20140825-00000013-wordleaf?pattern=1&utm_expid=72375470-15.YMGLyKoeTMmASnMiwYoaqg.1&utm_referrer=http%3A%2F%2Fgrapee.jp%2F13366
メディアで書かれているように、ユーザーさんは基本的に目が見えない、そして、盲導犬の方は、基本的に何があっても吼えないで我慢してユーザーの目の役割を全うする。
そんな無抵抗さに付け込む、何とも卑怯な犯行です。
メディアによると、タバコの火を押し付けたり、わざと蹴ったり、顔に落書きされたり、本当に色々な攻撃を受けているようです。
何なんでしょう。
また、ユーザーさんの身の危険も心配になります。
私は弱視ですが、それでも普段使っている白杖が壊れてしまうと、その後歩くのが怖いですから、盲導犬に何かあったら、本気でユーザーさんの安全が心配になります。
こんなこと、二度としないで欲しい。
さて、海外の盲導犬はどうかと、ちょっと見てみたのですが、一般のペットに攻撃される事例が結構あるようです。
英国では今年の3月、法律が改正になり、自分が飼っている犬が盲導犬を攻撃することを許容した場合、飼い主に最大で3年の懲役刑が課せられることになりました。
http://www.guidedogs.org.uk/supportus/campaigns/dog-attacks
一般の犬が盲導犬を攻撃しているところを目撃した際の報告書式まで作っています。
http://www.guidedogs.org.uk/supportus/campaigns/dog-attacks/report-an-attack-on-a-guide-dog/
今年の8月にも、盲導犬が犬に噛まれる事件があったばかり。
http://www.expressandstar.com/news/local-news/2014/08/06/guide-dog-mauled-by-bull-terrier-in-savage-wolverhampton-attack/
以下は米国の盲導犬協会から。
犬をペットとして飼っている人たちに、管理者責任を問う内容となっています。
http://www.guidedogs.com/site/PageServer?pagename=resources_pets_attackfacts
こちらはオーストラリア。
ダイバーに人気の北部ケアンズで、やはり盲導犬が犬に襲われ、ペットとして飼っている人たちに注意喚起しています。
http://www.guidedogs.com/site/PageServer?pagename=resources_pets_attackfacts
米国のSeeing Eyeという盲導犬関連団体では、ユーザーの調査をしており、半数ほどのユーザーが盲導犬への攻撃を訴えています。
http://www.seeingeye.org/news/default.aspx?M_ID=540
海外で話題になるのは、他の犬による攻撃で、人間による犯罪とは少し異なりますが、飼い主の責任が問われる点はあります。
いずれにしても、盲導犬への攻撃のダメージは色々な意味で大きく、もはや啓発だけではなく法的処置が必要という声も増えるかも知れません。