3月4日~6日、ケニアのナイロビで、WBUも加盟している国際障害同盟(IDA)の会議がありました。
ミレニアム開発目標の後を受けた「ポストMDG」は最近、持続可能な開発目標「SDG」と呼ばれるようになったのですが、このSDGを目の前に、IDAとして、今後のインクルーシブな開発に向け、障害者団体とステークホルダーの連携強化を目指したテーマとなりました。
勿論、ケニアでの開催ですので、アフリカが焦点になっています。
話し合いの内容を紹介すると・・・
・アフリカの様々な項目ということで、障害種別の団体からの発表
我らがWBUの地域協議会、AFUBからは、ケニアのジュリアスさんという、まだお会いしたことは無いのですが、メールからは大変闊達と思われる男性が発表。
・権利条約の実現と障壁
マラウィの大臣や、ウガンダの国会議員の方が、政治参加に就いて発表。
フランスのNGO、ハンディキャップ・インターナショナルの女性が、緊急支援に就いて発表。
・ポストMDG、アフリカ、そして開発に就いて:
ポストMDGに向けた議論の進捗や、ポストMDGの監視から分かったこと、何をどう今後の議論に繋げて行くか
WBU本部理事会でお会いする、英国のNGO、サイトセーバースのガートルードさんも発表しているようです。
・ポストMDGと障害のある人の暮らし
貧困・教育へのアクセス、自立した生活、政治参加、アクセシビリティ、障害のある女性、障害児等
・国家間の枠組みを権利条約実現に活用する
アフリカと、欧州・太平洋の障害フォーラムが経験を分かち合い
・権利条約第32条と資金団体への働きかけ
欧州連合には基金があるので、その経験と、他の助成団体の取組
・ポストMDGでアフリカの障害者の生活をどう変えるか
国連各種機関のアフリカでの取り組み
・アフリカの障害者団体とアドボカシー
国連等の国際舞台での議論にアフリカの障害者がどう関わっていくか
・能力開発
アフリカの障害者団体が、権利条約とインクルーシブ開発実現に向けアドボカシーの力を付けるために
同時期に開催されたIDAの理事会で、WBU前会長、私もとっても信頼する、オーストラリアのマリアンさんが、今年7月から2年間、IDAの会長に就任することになりました。
丁度、国連で「SDG」が議論される時期ですので、マリアンさん自身、とても楽しみにしているようです。
私たちだって、とっても楽しみですよ♪
IDAの1年間の活動報告や今後の計画も頂きました。
これがまた、凄く充実しているので、是非改めてご紹介します。