最近の日本の視覚障害者は点字を使わなくなったと言われていますが、これはどうやら海外でも同様で、点字を学ぶ機会のない途上国はもとより、先進国もIT技術に依存し点字を使わない人が増えているようです。
これは、危機感をあおられます。
自分の文字が無いのは、情報の把握に大きな影響があるに違いありません。
WBUには、点字普及に絡めた奨学金が幾つかあります。
バーバラ・マージェラム点字識字奨学金
バーバラさんという女性にちなみ、これは途上国の視覚障害女性向けの奨学金です。
夫々の国で公認されている教育課程で学ぶ14歳から30歳の視覚障害女性が対象で、通信教育も対象です。
そうそう、結構、通信教育で学んでいる視覚障害者っていますからね。
更に、起業を考えている人も利用出来るとか。
支給額は、500ドルまで。
締切は4月10日。
ジェラルド・ダークス点字識字奨学金
こちらは男女を問わず、18歳から35歳までの、アフリカ連合域内の視覚障害者が対象です。
希望者は、点字の識字教育を受けていることが条件で、出来れば将来、視覚障害児の教育や点字の識字教育に携わることを考えている人が優先されウとか。
支給額は1000ドルまで。
締切は、6月30日。
WBUは資金集めをする団体ではないのですが、これ以外にも若干の奨学金プログラムを運営しています。
以下のURLに詳細があります。
http://www.worldblindunion.org/English/resources/Pages/Scholarships.aspx
読者の方で海外の視覚障害者のお友だちがいる方、当てはまるようでしたら是非ご案内下さい。