6月に採択されたWIPO(世界知的所有権機構)の「マラケシュ条約」で、視覚障害者の図書へのアクセスが国境を越えて広がっていく可能性が大きくなりました。
そこで、WBUでは、マラケシュ条約批准に向け、加盟団体揃ってキャンペーンを展開することになりました。
知的所有権や著作権のことを熟知した人たちが地域から集まり、WBUレベルでのプロジェクトリーダーも配し、プロジェクトに向けた資金も申請に向け準備が進んでいます。
既に、WBUAPから、このキャンペーンの旗振り役に、テクノロジー委員会委員長のニールさんが名乗りを上げてくれています。
世界には著作権に関する法律が無い国も多いようで、キャンペーンを通じ、条約と一貫性のある著作権法が各国で制定されるよう、アドボカシーの支援をする予定です。
11月にもWIPOの会議があり、ここにもWBUの代表団を送り、その後、本格的なキャンペーン開始です。
既に、ラテンアメリカやアフリカで、批准に向けた動きが始まっています。
交渉に積極的に関わってくれたブラジルの代表団には、10月のオフィサー会議でお会いするかも知れません。
日本でも進むことを期待しています。