AP理事の香港のチャンヤオさんが、唇で点字を読む香港の女性の話を紹介してくれました。
既に、海外では、かなりのメディアで取り上げられているようですね。
http://ca.news.yahoo.com/blogs/good-news/inspiring-blind-student-reads-braille-her-lips-165919017.html
この二十歳の女性は、全盲で重度の難聴です。
更に、指先の感覚が鋭敏でなかったので、指先で点字を読むのに苦労したようです。
そこで、子どもの頃から、気が付くと体を机に前屈みになって、唇で点字を読んで学業に励みました。
ここまでは、たまに耳にする話ですよね。
唇とか、足の指とか、例えば手を怪我した視覚障害者が、残存する他の体の部位で点字を読む。
私が盲学校にいた時、確か、遊びで、背中で点字を読むチャレンジをしていた人がいたような?
この香港の学生さんは、唇で点字を読んで、大学入試に当たる試験で上位5%に入ったので、大変に注目を集めました。
彼女は小学校過程は盲学校でしたが、中学以降はインクルーシブ教育で一般校で学んでいます。
最初は点字の教科書も無く、墨字の教科書を突っ返したとか。
精神力がある方です。
秋からは大学に通い始め、翻訳を学びたいそうです。
チャンヤオさんの香港盲人連合では、ここのところ、彼女の好成績をお祝いするので忙しいと。
彼女が大学を修了し、翻訳で生計だ立てられるようになって欲しいです。
その時はまた、チャンヤオさん達、忙しくなるのでしょうね;)