「本を読む権利」の実現に向けたキャンペーン、マラケシュ条約実現に向けたキャンペーン、共に呼応して進んでいますが、アフリカのウガンダでも取組が始まっています。
ウガンダとしてキャンペーンのための委員会が出来たのは、今年の初め。
政府関係者、英国ベースに途上国の視覚障害者問題に取り組んでいるNGO「サイトセイバーズ」の代表、障害当事者団体代表など、10人からなる委員会です。
準備会での議長は、「サイトセイバーズ」のクリスさん、WBUの会議で何時も紳士的ながら大きな声で発言している、かなりの有名人です。
全国障害者協議会事務局長のベアトリスさんがキャンペーンの議長、ウガンダ盲人協会で人権関連プロジェクトのコーディネーターを務めるジョン・クリスさんが、委員会の事務局長。
ウガンダ政府は、条約への署名を済ませており、今後は批准に向けてのロビー活動です。
2014年10月、ウガンダでアフリカフォーラムが開催されるので、開催期間中の批准を目指します。
まずは、委員会で戦略作り。
地元の盲学校の人と一緒に、ベアトリスさんとジョン・クリスさんで、法務・憲法省の知的所有権をつかさどるオフィサーを訪問。
批准までの手続を教えてもらいました。
オフィサーがこれから、内閣でのメモの素案を書いてくれることに。
出版業界に就いては、条約に批准した段階で自動的に義務が発生するので、敢えて交渉に出かけなくても大丈夫ではないか、との助言を受けたとか。
ベアトリスさんとジョン・クリスさんで、書籍や読書に関するウガンダの財団を訪問しました。
ここは、識字率に関する会議を運営しています。
ちょうど、この会議に参加することが出来て、参加者に点字を読みながら発表をする機会がありました。
きっと、とても良い啓発活動になったでしょう。