オーストラリア政府がこれから、開発に障害の視点を入れた「インクルーシブ開発」に関する「大使」を任命するそうです。
オーストラリア政府の開発援助の中で、インクルーシブ開発分野を代表し、特に途上国に住む障害のある人たちの権利擁護のために働くことになります。
「大使」という呼び方はってもキャッチーですが、つまりは専門の担当オフィサーなのでしょう。
オーストラリア政府の援助機関、AusAidが、障害分野に重点を置いて取り組んでいくという、良い意思表明にはなりますね。
ポストMDGに向けた動きでリーダーシップを発揮したり、パートナーとなる各国に障害のある人への施策の重要性を訴えたりする、否、「してくれる」ことになります。
AusAidの人は、国際会議でもお見かけします。
障害のある人の国際会議参加も支援してくれるとか。
中々会議出席の支援って、いただくのが容易ではないですよね。
この「大使」という肩書きの専門官、AusAidの中でもそこそこの地位が用意されているとのことです。
勿論、実際の開発プロジェクトの内容が大切なんですけどね。
でも、こういうアイデアの持って行き方、日本ももっと上手にならないといけないと、自分を含めて考えさせられます。