結局、空港から色々訪問し、サクラタワーという建物に行くまで、同じタクシーを利用することになりました。
30分くらいなら3000チャットでお待ちしていますって感じで、新しいお客さんを見つけるより手頃だったのでしょう。
こちらも、同じ運転士さんの方が、値段の目安が付いて安心でした。
そう、ヤンゴンでは未だメータータクシーではないので、行き先と値段を交渉してからタクシーに乗ります。
その最後の「サクラタワー」というのは、日本の会社が中心で建てられた、市街地の立派なオフィス・ビルでした。
http://www.sakura-tower-yangon.com/ja
ここの5階に、GENKYマッサージというマッサージセンターがあります。
視覚障害者のマッサージ師が7名と、健常者の事務方が勤務しています。
こちらのお店は、外国人を対象としていました。
一番短い単位で4000チャットくらいしたと記憶しています。
市内には、もう1つお店があって、こちらは少し値段を安くして、地元の人もターゲットにしているそうです。
通勤手段が無いので、マッサージ師は会社の寄宿舎に住んでいます。
食事が支給され、寄宿舎から職場まで一緒に車で通勤します。
未だ歩行訓練が普及していないので、他に出かけることも出来ないのかも知れません。
何か凄く自由が無い印象を受けましたが、インフラや訓練があっての「自由」なのでしょう。
やることは沢山あります。
経営は、割と上手く行っているようでした。
マッサージ師は、盲学校で施術を学んできていました。
5床くらいある中で、既に2名お客さんがマッサージを受けていました。
私たちが帰る時、新たに男性ビジネスマンのお客さんがやってきました。
物凄く日本人っぽい英語だったので、「こちらのビルにお勤めですか?」と日本語で聞いたら、きょとんとされました。
韓国人だったみたい(;゜O゜)
商売繁盛、何よりです。