ちょっと前の話になりますが、3月8日は国際婦人デーでした。
私が見かけたのは、東京の原宿であった、女性ばかりのマラソン大会です。
壮観でしたよ。
バンコクにある国連ESCAPでは、女性に対する暴力に関するイベントが行われ、その内容がタイの英字新聞、「ネイション」に載っていました。
記事のURLです。
↓
http://www.nationmultimedia.com/national/Mens-sense-of-sexual-entitlement-to-blame-30201591.html
この記事、結構、ショッキングです。
調査対象は、カンボジア・中国・バングラデシュ・インドネシア・スリランカ・パプアニューギニアなのですが、10178人の男性に調査したところ、半分以上が女性に暴力を振るったことがある、というのです。
4分の1の男性はレイプもしたと・・・
男性は、レイプとか女性を好きなようにできるのが男性という存在だと思い込んでいるというのが、調査結果だそうです。
調査対象の各国では、何らかの暴力を経験した女性が半数以上というのも珍しくありません。
男女が平等な社会ほど、女性に対する暴力は減少するそうです。
女性が住みやすい社会は男性にも住みやすい筈ですよね。
このイベントでは、暴力を受けたことのある女性が証言していますが、その中に、聴覚障害の、名前から推測するに多分タイの女性がいました。
子どもが出来ないよう、不妊手術を強要しようとしたご両親とぶつかりながら、今は結婚してお子さんもいるそうです。
聴覚障害女性が不妊を強制されるケースが多いと報告しています。
実は、視覚障害者や、他の障害のある女性も、不妊を強制されたり、自分の家族を持つことが許されなかったりする事例は多いんです。
個人的には、もう少し、障害のある女性に関する資料・調査があっても良いのではないかと、時々あちこちネットを探し回っております。
暴力を受けても健常者より逃げるのが難しいですよね。
情報バリアに直面している障害者は、何処に行けば助けて貰えるのかさえ、知識を得るのは大変でしょう。
今回のように、一般の女性関連のイベントに、障害のある女性も参加し、共に社会にメッセージを発していく動きは、とても大切なことだと思います。
障害者側は、一般の運動から学ぶことが多いでしょう。
世の中の人が、障害のある人の問題に触れる、とても良いチャンスになる筈ですよね。